数珠について
概要
印度のバラモン教で用いられていた道具が原型とされています。それが、釈尊により用いられ、後に中国に伝わったといいます。そして、仏教伝来とともに飛鳥時代には日本に伝わりました。鎌倉時代に入り、一般にも普及しました。その後、仏教の発展に伴って、数珠の形式も変化したようです。奈良時代に成立した、三論宗、成実宗、法相宗、倶舎宗、律宗、華厳宗。平安時代に成立した、天台宗・真言宗。鎌倉時代に成立した、浄土宗・浄土真宗・臨済宗・曹洞宗・日蓮宗。数珠もそれぞれの宗派の教義により、それぞれの形式を生み出しました。基本的な108個の主珠をつないだ輪と弟子玉や房の形状によって区別されています。
数珠と念珠について
数珠も念珠も基本的に同じ物を指します。数珠は題目や念仏を唱えた回数を数えるために用いたことから、そう呼ばれることになりました。
京念珠について
京都は1000年以上にわたり、日本の首都の地位を占めてきました。明治維新で首都機能を東京に譲った後も、宗教的な首都機能は保持し続けて、1200年にわたる仏教の中心地としての歴史的背景が、京念珠を生んだといえます。仏教の各宗派の本山の多くが京都にあるため、全国の末寺から人の流れが生まれ、本山への人の流れが、京念珠を生み出しました。
数珠の修理について
当店にてお買い上げの数珠念珠に限り、修理を承っております。お気軽にお問い合わせください。
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