手彫り仕上げのため、木目や寸法が若干異なる場合があります。桧製の中山鬼子母神像です。

中山鬼子母神は、千葉県市川市にある中山法華経寺で信仰されている神様です。この鬼子母神は、もともとインドの神「ハーリティー（Hārītī）」が起源で、仏教の伝来とともに日本に取り入れられました。中山法華経寺では、日蓮大聖人が鬼子母神の霊験を深く感じ、その尊像を自ら刻んで開眼したと伝えられています2。

鬼子母神は、もともと子供を捕えて食べる鬼のような存在でしたが、釈迦の教えによって改心し、子供を守る神として信仰されるようになりました。そのため、鬼子母神の「鬼」という字には、角がないことが多く、善神としての姿を象徴しています。

中山法華経寺の鬼子母神は、特に安産や子育ての守護神として広く信仰されており、境内には鬼子母神堂が設けられています。ここでは、参拝者が家族の健康や幸福を祈願する姿が見られます。

桧（ひのき）は、日本を代表する高級木材の一つで、古くから建築や仏像彫刻などに多く使われています。独特の香りや木目の美しさ、耐久性が特徴です。また、防虫・抗菌作用があることから、長く愛されてきました。

例えば、寺社建築では桧が重要な材料とされ、法隆寺などの古代建築にも使用されています。また、仏像や仏具、浴槽などにも使われ、その美しさと香りで人々の心を癒しています。


寸法：183mm×86mm×67mm