手彫り仕上げのため、木目や寸法が若干異なる場合があります。桧製の大黒天像です。
大黒天（だいこくてん）は、七福神の一柱として日本で広く信仰されている神様です。その由来は、インドのヒンドゥー教における「マハーカーラ（Mahākāla）」という神にあります。「マハーカーラ」とは、サンスクリット語で「大いなる黒」という意味を持ち、シヴァ神の化身とされています。

大黒天の信仰は、仏教の伝来と共に日本に伝わり、日本では財運や繁栄、農業の神として広く親しまれるようになりました。特に家庭や商売繁盛を願う人々によって祀られています。また、日本独自の文化の中で、大黒天は福の神としての一面が強調され、穏やかな表情で米俵に乗り、大きな袋を肩に掛けた姿が一般的に描かれています。

その背後には、人々の暮らしや願いと結びついた深い信仰の歴史があるのが魅力です。

桧（ひのき）は、日本を代表する高級木材の一つで、古くから建築や仏像彫刻などに多く使われています。独特の香りや木目の美しさ、耐久性が特徴です。また、防虫・抗菌作用があることから、長く愛されてきました。

例えば、寺社建築では桧が重要な材料とされ、法隆寺などの古代建築にも使用されています。また、仏像や仏具、浴槽などにも使われ、その美しさと香りで人々の心を癒しています。

寸法：165mm×77mm×67mm