手彫り仕上げのため、木目や寸法が若干異なる場合があります。桧製の子安鬼子母神像です。

子安鬼子母神（こやすきしもじん）は、もともとインドの土着の神「ハーリティー（Hārītī）」が起源です。彼女は多くの子供を持つ母親でしたが、人間の子供を捕えて食べるという恐ろしい行為をしていました。そのため、人々から恐れられていました。
しかし、釈迦が彼女の最愛の末子を隠し、「一人の子を失うだけでこれほど悲しむのなら、他の親が子を失う苦しみを理解できるはずだ」と諭しました。この教えにより、ハーリティーは改心し、人間の子供を食べることをやめ、仏教の守護神となりました。その後、安産や子育ての神として信仰されるようになり、日本では「子安鬼子母神」として親しまれています

桧（ひのき）は、日本を代表する高級木材の一つで、古くから建築や仏像彫刻などに多く使われています。独特の香りや木目の美しさ、耐久性が特徴です。また、防虫・抗菌作用があることから、長く愛されてきました。

例えば、寺社建築では桧が重要な材料とされ、法隆寺などの古代建築にも使用されています。また、仏像や仏具、浴槽などにも使われ、その美しさと香りで人々の心を癒しています。

寸法：210mm×100mm×64mm