手彫り仕上げのため、木目や寸法が若干異なる場合があります。桧製の釈迦如来像です。
釈迦如来（しゃかにょらい）は、仏教の開祖である釈迦（ゴータマ・シッダールタ）を神格化した存在です。「如来」という称号は、悟りを開いた者を意味し、釈迦如来は仏教の中心的な存在として広く信仰されています。
釈迦は紀元前5～6世紀頃、インド北部の釈迦族の王子として生まれました。人間の苦しみを目の当たりにし、その原因と解決法を探るために出家しました。厳しい修行の末、35歳で悟りを開き、仏陀（悟りを得た者）となりました。その後、45年間にわたり教えを説き、多くの人々を導きました。
釈迦如来としての信仰は、釈迦の死後に発展しました。釈迦の教えや姿を象徴する仏像が作られ、特に大乗仏教の中で重要な存在となりました。日本には仏教の伝来とともに釈迦如来の信仰が広まり、飛鳥寺の「飛鳥大仏」などがその代表例です。

桧（ひのき）は、日本を代表する高級木材の一つで、古くから建築や仏像彫刻などに多く使われています。独特の香りや木目の美しさ、耐久性が特徴です。また、防虫・抗菌作用があることから、長く愛されてきました。
例えば、寺社建築では桧が重要な材料とされ、法隆寺などの古代建築にも使用されています。また、仏像や仏具、浴槽などにも使われ、その美しさと香りで人々の心を癒しています。


寸法：200mm×93mm×88mm